
不登校でも修学旅行に行くべき?親が知っておきたい5つの視点
皆さん、こんにちは!「ナチュラル笑顔の不登校コーチング」の廣田 誠(ひろた まこと)です。
「うちの子、修学旅行どうするのかな……」
不登校の状態にあるお子さんをもつ親御さんにとって、学校行事は特に悩みが深くなるタイミングです。行かないといけないの?行けば楽しい?欠席したらどうなるの?そんな疑問や不安に、教育現場の経験と親としての視点をもつ「ナチュラル笑顔の不登校コーチング」がお応えします。お子さんにとって何が一番大切なのか、一緒に考えてみませんか?
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📝目次
1.不登校でも修学旅行は「行くべき」なの?
🔸1-1 修学旅行に行く目的を再確認しよう
🔸1-2 「みんなと同じ」にこだわらなくて大丈夫
2.不登校の子が修学旅行を不安に思う理由
🔸2-1 心と体の準備ができていない
🔸2-2 学校行事ならではのプレッシャー
3.修学旅行に「行かない」という選択肢もある
🔸3-1 行かないことは逃げじゃない
🔸3-2 本人の気持ちが最優先
4.不登校でもできる!修学旅行以外の体験
🔸4-1 自分のペースで学ぶ「旅」もある
🔸4-2 家族で代替体験を考えてみよう
5.不登校の子に寄り添う親の関わり方
🔸5-1 「行くor行かない」を一緒に考える
🔸5-2 修学旅行を通して「親子の信頼関係」を深める
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1.不登校でも修学旅行は「行くべき」なの?
🔸1-1 修学旅行に行く目的を再確認しよう
修学旅行は、学びの一環として行われる行事です。ですがその「目的」は、勉強ではなく、集団行動や友だちとの思い出作り、社会体験がメインです。不登校の子どもが参加できるかどうかの基準は、「行けるかどうか」よりも「行きたいかどうか」や「安心して過ごせる環境かどうか」にあります。行事の形にこだわるのではなく、その子にとっての“学びの意味”を考えることが大切です。
🔸1-2 「みんなと同じ」にこだわらなくて大丈夫
「みんなが行くんだからうちの子も…」という気持ちは自然です。でも、不登校という状況の中で、「同じであること」を求めるのは、子どもにとって過度な負担になる場合も。学校という集団の中で「自分だけ違うこと」は、子どもにとって勇気のいること。でも、その違いを理解して、受け止めてくれる大人がいれば、子どもは安心します。最終的には「その子にとって必要な選択かどうか」を軸に考えましょう。
2.不登校の子が修学旅行を不安に思う理由
🔸2-1 心と体の準備ができていない
不登校の子は、学校生活から距離をとることで心を守っています。いきなり修学旅行という大きな行事に飛び込むのは、心も体もエネルギーを消耗してしまうことがあります。「前日になって行けなくなった」「前日は楽しみにしていたのに、朝になると動けなかった」――これはよくあることです。親御さんは「せっかく準備したのに」と思うかもしれませんが、それは子どもが今の自分を守った結果だと受け止めてあげてください。
🔸2-2 学校行事ならではのプレッシャー
一般的に修学旅行は“楽しいこと”というイメージがありますが、実はプレッシャーの強い行事でもあります。
・集団での行動
・決められたスケジュール
・友達との関係性
これらがうまくいかないかもしれない、という不安が不登校の子どもをさらに緊張させます。楽しいはずの行事が、本人にとっては“試練”になることもあるのです。
3.修学旅行に「行かない」という選択肢もある
🔸3-1 行かないことは逃げじゃない
不登校の子どもにとって、「行かない」と決めることも立派な意思表示です。「行かせなきゃ」ではなく、「どうしたい?」という対話が、子どもの心を開きます。行かない選択を責めず、むしろ「あなたの気持ちを尊重するよ」というメッセージを届けることが、親子の信頼関係を深めます。
🔸3-2 本人の気持ちが最優先
「思い出になるから行かせたい」「将来のためにも…」という親の気持ちはよくわかります。でも一番大切なのは、子ども自身が今どう感じているかです。「行きたいと思えるときに、行きたいと思える場所へ」行ければ、それがその子の修学旅行。形より、心の準備が整うことを優先しましょう。
4.不登校でもできる!修学旅行以外の体験
🔸4-1 自分のペースで学ぶ「旅」もある
修学旅行に行けなかったからといって、子どもが「損をしてしまった」とは限りません。家族と過ごす旅行、自分で計画した日帰りの外出、好きな場所を巡る体験旅行…これらすべてが学びになります。「修学旅行に行けなかった」ではなく「別の形で経験できた」と捉えることで、子どもも自分を肯定しやすくなります。
🔸4-2 家族で代替体験を考えてみよう
「修学旅行には行かなかったけど、お母さんと電車で〇〇に行った」
「〇〇のイベントで、自分の好きな世界を見つけることができた」
そんな思い出を一緒につくることも、子どもの中でしっかりと“学びの記憶”として残ります。修学旅行に行けなかった子が、「それでも楽しいことはある」と感じられるような、やさしい代替体験を提案してみましょう。
5.不登校の子に寄り添う親の関わり方
🔸5-1 「行くor行かない」を一緒に考える
「行きなさい」でも「行かないでいいよ」でもなく、“一緒に考える姿勢”が大切です。
「どうしたいと思ってる?」「何が一番心配?」と、子どもの気持ちに耳を傾けながら進めていくことで、子どもは「自分の選択を尊重してくれる」と感じられます。
🔸5-2 修学旅行を通して「親子の信頼関係」を深める
修学旅行に行くか行かないかは、ひとつの結果にすぎません。大切なのは、そのプロセスで親子がどれだけ気持ちを共有できたかです。子どもが「うまくいかなかった」と感じたときも、「あなたの気持ちを受け止めてるよ」と言える関係性があれば、それだけで十分。その関係こそが、不登校という状況をプラスに転じる力になります。
まとめ
修学旅行に行くことだけをゴールにするのではなく、「修学旅行に行くと何が学べて、どう成長するのか」を親子で考えることが大切だと思います。その子の目線に立ち、その子の心に寄り添うことが親子の信頼関係構築に繋がります。
結果(修学旅行に行く)至上主義ではなく、成長至上主義でいきましょう!
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