
不登校 “良い子”じゃなくて大丈夫!
皆さん、こんにちは!「ナチュラル笑顔の不登校コーチング」の廣田 誠(ひろた まこと)です。
「親の言うことをよく聞く」「手がかからない」——私たちが“良い子”と信じてきた姿は、本当に子どもにとって幸せでしょうか?不登校になった我が子に戸惑い、過去の“良い子”だった姿を思い出しては、自分を責める親御さんも少なくありません。
でも、「大人の期待に応える子」ではなく、「本当の気持ちを出せる子」が、今の時代の“強さ(しなやかさ)”ではないかと思います。
今回は「不登校」と向き合う中で気づく、“良い子じゃなくて大丈夫”という考え方についてお話します。
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📝目次
1.不登校で見えてきた“良い子”の違和感
🔶1-1 「良い子だったのに…」という親御さんの戸惑い 🔶1-2 本音を出せない“良い子”が抱えるリスク
2.不登校が教えてくれる「自分らしさ」
🔶2-1 「私は私のままでいいの?」と悩む子どもの声 🔶2-2 「ふつう」よりも「らしさ」を育てたい
3.“ありのまま”を受け入れる親御さんの変化
🔶3-1 最初は「受け入れる」ことに戸惑って当然 🔶3-2 子どもを変える前に、親御さん自身が癒されていく
4.「良い子」より「幸せな子」になるために
🔶4-1 「良い子」だったからこそ、不登校になった子もいる 🔶4-2 子どもが「幸せ」を感じることが、最優先でいい
5.「ありのままの我が子」と歩む、親御さんの未来の力
🔶5-1 「自分らしくいていい」と伝えることが、最大のサポート 🔶5-2 親御さん自身も「思い込み」から自由になれるチャンス
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1.不登校で見えてきた“良い子”の違和感
🔶1-1 「良い子だったのに…」という親御さんの戸惑い
「うちの子は小さい頃から“良い子”だったんです」——そう語る親御さんは少なくありません。先生の言うことをよく聞き、友達ともトラブルを起こさず、家でも反抗することはなかった。それがある日突然、学校へ行けなくなった。「どうして?」「あの“良い子”はどこへ行ったの?」と、驚きと戸惑いが入り混じるのは当然です。
でも、ここで立ち止まって考えてほしいのです。「良い子」とは誰にとっての「良い子」だったのでしょうか?
もしかすると、子どもはずっと「良い子」を演じていたのかもしれません。親御さんや先生の期待に応えることを最優先し、「NO」と言う力や、自分の気持ちを表現する力を置き去りにしてきたとしたら——それは決して健やかな成長とはいえません。
不登校は、そうした“良い子”の仮面がはがれた瞬間です。決して壊れてしまったのではなく、本当の気持ちを出す勇気が育ってきた証。
「良い子だったのに」と落ち込むのではなく、「やっと気持ちを伝えてくれた」と受け止めることが、親御さんとしてできる大きなサポートになります。
🔶1-2 本音を出せない“良い子”が抱えるリスク
「お母さんが悲しむから」「怒られたくないから」——こんな理由で、自分の気持ちを抑え込む子どもは本当にたくさんいます。一見、トラブルもなく穏やかに見える“良い子”ですが、心の奥では「本当の自分を知られたら嫌われるかもしれない」という不安を抱えていることもあります。
不登校という選択は、そんな子どもたちが「もう限界だよ。私の気持ちに気づいて」と出してくれたサイン。
本音を言えない状態が続くと、自分の気持ちを無視することが“癖”になり、大人になってからも他人の期待に応えることばかりにエネルギーを使ってしまいます。
これは、将来の人間関係や自尊感情にも深く関わってきます。だからこそ、不登校を「問題」ではなく「気づき」として捉えてあげてほしいのです。
“良い子”のままでいなくても、あなたの子どもは価値のある存在。そのことを、まずは親御さんが信じてあげましょう。
2.不登校が教えてくれる「自分らしさ」
🔶2-1 「私は私のままでいいの?」と悩む子どもの声
不登校の子どもたちの多くが口にするのは、「自分ってダメなのかな?」「みんなと違ったらダメなのかな?」という問いです。
毎日学校に通うのが“当たり前”という空気の中で、「学校に行けない=問題がある」と感じてしまうのです。
でも、それって本当に“ダメなこと”でしょうか?
「朝がつらい」「人といると疲れる」「教室の雰囲気が苦手」——どれも立派な“理由”であり、無理して克服すべき“欠点”ではありません。
不登校は、そんな繊細な感覚を持つ子どもたちが「このままじゃ苦しい」と、自分を守るために選んだ一つの行動です。
「自分らしさ」とは、本来その子が持っている感性や考え方、感じ方そのもの。それを「間違ってる」「変わってる」と否定され続けると、子どもは自分を信じられなくなってしまいます。
不登校は、自分を見失いかけた子どもが、自分らしさを取り戻そうとする第一歩なのです。
🔶2-2 「ふつう」よりも「らしさ」を育てたい
私たち大人は、つい「ふつう」に安心し、「みんなと同じ」であることを求めがちです。
でも、本当は「ふつう」よりも大切なのは「らしさ」です。
不登校の子どもたちは、その「らしさ」に敏感で、他人の期待やペースに無理に合わせようとすると疲れてしまいます。たとえば、ある子は「朝は動けないけど、夕方になると元気が出てきて勉強や部活動ができる」かもしれません。また、ある子は「人と直接会うのは苦手だけど、オンラインなら話せる」かもしれません。
これらはすべて、その子が持っている「らしさ」であり、尊重すべき個性です。「みんながやっているから」ではなく、「この子にとって心地よい形とは?」を一緒に見つけていくことが、不登校の子にとって最大の応援になります。
3.“ありのまま”を受け入れる親御さんの変化
🔶3-1 最初は「受け入れる」ことに戸惑って当然
子どもが不登校になったとき、多くの親御さんは強い戸惑いを感じます。「このままでいいの?」「甘やかしじゃない?」「将来が不安…」という思いは、どれも自然な感情です。
「学校に行かせなければ」と焦るのは、子どものことを大切に思っているからこそ。だからこそ、「ありのままでいい」と言われても、すぐには受け入れられないのも当然なのです。
でも、不登校は“親御さんの責任”ではありません。そして、子ども自身も「好きで学校を休んでいる」のではないのです。
あるお母さんはこう言いました。
「最初は“どうしたら学校に戻れるか”ばかりを考えていたけれど、今は“この子が笑っていられるには何が必要か”を考えられるようになりました」と。
これは、“受け入れる”という言葉の本当の意味に気づいた瞬間です。
「認めること=諦めること」ではありません。
「認めること=信じること」なのです。
🔶3-2 子どもを変える前に、親御さん自身が癒されていく
不登校の支援で一番大切なのは、実は“親御さんの心”のケアです。子どもが安心できる居場所を作るには、まず親御さん自身が安心していないといけません。
でもそれって簡単なことではありませんよね。「この子の将来は?」「自分の育て方が悪かったの?」と、自分を責めてしまう…。
そんな時は、一人で抱え込まず、安心できる場所で自分の気持ちを話してみてください。「大丈夫」と言ってもらえる経験が、親御さん自身を癒してくれます。
そして、不思議とその“安心感”は子どもにも伝わるのです。
ナチュラル笑顔の不登校コーチングでは、そんな“親御さんの心の変化”を支えることも大切にしています。
「このままでいいんだ」と思えることこそ、親子の成長の第一歩。焦らなくていい、比べなくていい。“我が子にとっての幸せ”を一緒に見つけていきましょう。
4.「良い子」より「幸せな子」になるために
🔶4-1 「良い子」だったからこそ、不登校になった子もいる
「宿題を忘れず、先生の話をよく聞き、集団行動もできる」
そういった“良い子”は、大人にとっては“手がかからない子”です。でも実は、不登校になる子どもの中には、まさにこうした「良い子」がたくさんいます。
なぜでしょう?
それは、周囲の期待に応えようと頑張りすぎて、“自分の気持ち”を後回しにしてしまったから。「本当はつらい」「休みたい」そう感じても、言い出せなかったのです。結果、心が疲れ切って、もう頑張れなくなってしまう。不登校は、そんな「SOSのサイン」であることが少なくありません。
「この子は“良い子”だったのに、なぜ…?」と思うかもしれません。でもそれは、“良い子”をやめたからではなく、“本当の自分”に戻っただけ。
そしてそれは、とても勇気のいる一歩です。
🔶4-2 子どもが「幸せ」を感じることが、最優先でいい
不登校の子どもにとって、必要なのは「指導」でも「矯正」でもありません。必要なのは、「今のままでも価値がある」と感じられる“安心できる場”です。
笑って、ご飯を食べて、寝る。やりたいことに熱中してみる。家族とちょっとした会話を楽しむ。
そんな“何でもない日常”を、安心して過ごせることが、子どもの自己肯定感を回復させ、「また一歩踏み出す力」になります。「周りの子はこんなにできてるのに…」と、つい比べてしまう気持ちもあるでしょう。
でも、我が子にとっての“幸せ”は、周りとは違って当然です。
「この子が笑っていられる時間を大切にしよう」
そう思えたとき、親子の関係は、ぐっと温かくなります。
ナチュラル笑顔の不登校コーチングでは、子どもの“幸せ感覚”を育てる関わりを、何より大切にしています。
5.「ありのままの我が子」と歩む、親御さんの未来の力
🔶5-1 「自分らしくいていい」と伝えることが、最大のサポート
「良い子じゃなくても、あなたのままでいい」
そう親御さんが伝えることは、子どもにとって最高のメンタルサポートになります。
不登校になった子どもたちは、自分を責めていることが少なくありません。「学校に行けない自分はダメなんじゃないか…」と。
だからこそ、「無理に変わらなくてもいい」と伝えてくれる大人の存在は、自分を信じる力になり、未来へ踏み出す“エネルギー”になります。
「学校に行かせる」ことをゴールにするのではなく、「この子が“自分らしく”幸せに生きられるようになる」ことを目指してみませんか?
🔶5-2 親御さん自身も「思い込み」から自由になれるチャンス
不登校は、「親として失敗した」というメッセージではありません。むしろ、「親御さんも変われるチャンス」です。
「子どもはこうあるべき」
「親はこうしなければならない」
そうした“無意識の枠”をゆるめることで、親御さん自身ももっとラクに、そしてもっと自由に子育てできるようになります。
ナチュラル笑顔の不登校コーチングでは、“親御さん自身の自尊感情”を育むサポートにも力を入れています。
「この子を信じて大丈夫」
そう心から思えたとき、親子で生きる未来が変わります。
≪まとめ≫
良い子じゃなくていい。笑って生きていけたら、それが一番。不登校になったからこそ、見えてくるものがあります。
それは、「正しさ」ではなく「幸せを感じる力」。
「良い子」でなくても、「わがまま」と言われても、その子が“その子らしく”生きていける道がきっとあります。
親として、「この子が笑っていられる時間を大切にしよう」そんな思いで寄り添うことが、最大のギフトになるのです。
ナチュラル笑顔の不登校コーチングでは、親御さんが「心からホッとできる関わり方」を一緒に探していきます。
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