不登校の親御さん向けセミナー 開催レポ

皆さん、こんにちは！「ナチュラル笑顔の不登校コーチング」の廣田 誠（ひろた まこと）です。

「子どもにどう接したらいいか分からない…」不登校のお子さんを持つ保護者の方が感じる悩みや不安。そのような方に向けて、「ナチュラル笑顔の不登校コーチング」では親御さん向けセミナーを開催しました。

この記事では、セミナーの内容や参加者にお伝えした支援の考え方について、ご紹介します。不登校支援に悩むすべての親御さんのヒントになれば幸いです。

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📝目次

１．不登校支援＝学校復帰？という価値観に疑問を

🔶1-1「学校に戻す」が支援のゴールではない理由

🔶子どもの未来にとって大切な視点とは？

２．学校復帰がすべてではない理由

🔶2-1「行く・行かない」ではなく「安心してできるのか」が大切

🔶2-2 進路や将来に向けた「生き方の選択肢」を広げる

３．「親の関わり方」が子どもを変える

🔶3-1 「正しさ」より「安心感」を届ける関わりへ

🔶3-2 親が変わると、子どもの表情が変わる

４．不登校の「これから」に希望を持つために

🔶4-1 不登校は「成長のチャンス」になる

🔶4-2 子どもと共に「選択する力」を育てよう

５．ナチュラル笑顔の不登校コーチングの取り組み

🔶5-1 安心・安全・信頼の「3つの土台」づくり

🔶5-2 コーチングだからできる「対話と伴走」

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１．不登校支援＝学校復帰？という価値観に疑問を

 

🔶1-1 「学校に戻す」が支援のゴールではない理由

多くの親御さんが「どうしたらまた学校に行けるようになるか」を不登校支援のゴールに設定しがちです。確かに、学校に行くことは社会生活を送る上で大切なステップの一つかもしれません。でも、子どもの心が置き去りになってはいないでしょうか？

実は、学校に「行けるようになる」よりも先に、心の元気を「取り戻すこと」が優先されるべきです。今回のセミナーでは、「学校復帰＝成功」という一元的な価値観を見直すところのお話からスタートしました。

「ナチュラル笑顔の不登校コーチング」では、学校に行けることを唯一の目標にしません。大切なのは、子どもが自分らしく生きられる土台を整えること。その視点を持つことで、親としての関わり方が大きく変わっていきます。

🔶1-2 子どもの未来にとって大切な視点とは？

不登校という出来事は、子どもにとって「これまでの生き方や環境が合わなかったサイン」かもしれません。その声に丁寧に耳を傾けず、ただ「戻す」ことだけに集中してしまうと、大切なサインを見逃してしまうことになります。

今回のセミナーでは、「今をしのぐ支援」ではなく「未来につながる支援」についてもお伝えしました。自分で感じ、考えて、自分で判断する力を身につけること。そのためには、「安心・安全・信頼できる環境」が欠かせません。これは家庭でも、整えることができるのです。

親御さんが「未来志向」の支援を意識し始めると、焦らず、長期的な視点で子どもに寄り添えるようになります。不登校は、子どもが自分軸で生きていく第一歩とも言えます。そんな価値観を親子で一緒に育てていきましょう。

 

２．学校復帰がすべてではない理由

🔶2-1 「行く・行かない」ではなく「安心して生きる」が大切

不登校という現象は、社会の中で「正常」とされる基準から外れているように見えるかもしれません。けれど、子どもにとっては「生きづらさのサイン」であり、「もうがんばれない」という悲鳴であることも多いのです。

「学校に行けたらOK」「行けないのは問題」と捉えるのではなく、「この子が安心して、自分らしく生きられる環境はどこにあるのか？」という視点が必要です。実際に、セミナーに参加した親御さんの中には「子どもは家が好きと言っている」とお話される方もいらっしゃいました。これは素敵な意見ですよね！

不登校は子どものSOSです。それに耳を傾け、「まずは安心して過ごせる環境づくり」が再出発の第一歩なのです。

🔶2-2 進路や将来に向けた「生き方の選択肢」を広げる

学校復帰を唯一のゴールにしてしまうと、「そこから外れる＝失敗」と捉えてしまいがちです。ですが、実際には学校以外にも学びの場や成長の場は数多くあります。ホームスクーリング、フリースクール、オンライン学習、通信制高校など、選択肢は以前よりも確実に広がっています。

「この子にはこの子のペースと道がある」。そう信じることが、親御さんにとっても子どもにとっても、大きな安心になります。

 

３．「親の関わり方」が子どもを変える

🔶3-1 「正しさ」より「安心感」を届ける関わりへ

不登校の子どもと接するとき、つい「励まさなきゃ」「なんとか動かさなきゃ」と思ってしまいがちです。しかし、子どもが本当に求めているのは「自分をそのまま受け止めてくれる存在」です。

「起きないとダメじゃない」「少しは努力して」「がんばって」そんな言葉が、子どもにとってはプレッシャーになり、さらに自己否定を強めてしまうこともあります。

セミナーでは、子どもが「自分のことに興味関心を抱いてくれている」と感じるような関わり方や声かけを実践的に学びました。実際に参加された方からは「なるほど」と声が上がりました。

🔶3-2 親が変わると、子どもの表情が変わる

私が支援してきた多くのケースで、親御さんが「関わり方」を変えたことで、子どもの様子も大きく変わっていきました。たとえば、言葉をかける前に「この子は何に関心があるのだろうか…」と、子どもへの興味関心を持つだけで、子どもが少しずつ心を開くようになったケースもあります。

「ただ傾聴している」だけではなく、「あなたのことに関心があるよ」と子どもに伝わるだけで、親子の空気感が変わるのです。親の在り方が変われば、子どももまた、自分の存在を肯定できるようになります。そのきっかけは親御さんが作れるのです。

 

４．不登校の「これから」に希望を持つために

🔶4-1 不登校は「成長のチャンス」になる

不登校という出来事を、人生のマイナスとだけ捉えるのはとてももったいないことです。私は「不登校は、心の成長の扉」と捉えています。苦しい時期を乗り越えることで、自己理解が深まり、自分軸を見つけることができるからです。

セミナーでも、教室に入れなかった子が実際に教室復帰した実例や、新たに趣味を見つけて笑顔になった実例を紹介しました。

🔶4-2 子どもと共に「選択する力」を育てよう

私のコーチングでは、「自分で選ぶ力」を育てることも大切にしています。不登校の子どもにとって、毎日の過ごし方や将来の進路など、ひとつひとつ「選べる体験」が自己肯定感の源になります。

「今日は何をして過ごす？」「いつご飯にする？」。そんな日常の小さな選択も、積み重ねれば大きな自信になります。

 

５．ナチュラル笑顔の不登校コーチングの取り組み

🔶5-1 安心・安全・信頼の「3つの土台」づくり

「ナチュラル笑顔の不登校コーチング」では、子どもの自立を急がず、まずは「安心・安全・信頼」の土台を整えることから始めます。家という場所が、子どもにとって「心から安心できる場所」であること。そこからすべてが始まると考えています。

セミナーでは、この3つの土台をどう整えるか、家庭でできる関わり方を動画視聴を通じてお伝えしました。親子の時間が「結果を求める時間」から「心が温かくなるひととき」に変わってほしいと思います。

🔶5-2 コーチングだからできる「対話と伴走」

私のコーチングでは、解決策を一方的に押しつけることはありません。子ども本人や親御さんと対話を重ねながら、寄り添い、信じて待ち、背中をそっと押していく。そんな「伴走型」の支援です。

親後さんだけで抱え込まず、専門家とつながることで、「これでいいんだ」と思える安心感も生まれます。今回のセミナーも、そんな最初の一歩となる場を目指しました。

 

≪まとめ≫

不登校は、ただの「問題」ではなく、子どもが発している大切なサインです。それを受け止め、無理に「戻す」ことを目指すのではなく、子どもが安心して自分らしくいられる環境を整えることが、最も必要な支援です。

「ナチュラル笑顔の不登校コーチング」は、そんな親子のこれからに、そっと寄り添います。

大切なのは、「どうしたら行けるか」ではなく、「この子がこの先、自分らしく生きていけるために、いま何ができるか」。

あなたもぜひ、焦らず、共に歩んでいきましょう。

 

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